昔から「病は気から」とよく言われますが、これって本当なのでしょうか?気持ちなんて目に見えないものなのに、どうして身体に影響があるって言えるの?
でも、証明はされていなくても何となく『そうだよね~』と感じている人は多いのかも。
実は、この古くからの知恵には現代科学の裏付けがしっかりとあるんです。
今日は「気を整える」ことの意味と、自分に合った方法の見つけ方について考えてみたいと思います。

「病は気から」の科学的根拠
確かに、気持ちそのものを測ることはできません。でも、心の状態が身体に与える影響は、実際に数値として観察することができるんです。
例えば、ストレスを感じているときに血液検査をすると、コルチゾールというストレスホルモンの数値が上がります。
免疫細胞の活性度も変化しますし、血圧や心拍数にも変化が現れます。最近では脳画像技術の発達により、不安や うつ状態のときの脳の活動パターンも可視化できるようになったようです。
つまり「病は気から」とは、気持ちという主観的なものが、測定可能な生理学的変化を通じて健康に影響を与えるということなんです。
慢性的なストレスが免疫力を下げたり、前向きな気持ちがプラセボ効果として実際の症状改善につながったりするのは、もはや医学の常識となっています。

気を整えるための具体的な方法
では、その「気」を整えるために、私たちにはどんなことができるでしょうか?!
すぐに始められること
深呼吸や瞑想は、誰でもすぐに始められて効果的な方法です。1日5〜10分でも続けると、ストレスホルモンが減少し、リラックスを司る副交感神経が活性化されます。また、7〜8時間の質の良い睡眠は、心の安定の基本中の基本です。
身体からのアプローチ
適度な運動は「天然の抗うつ薬」とも呼ばれていますよね。
激しい運動でなくても、散歩程度で脳内にセロトニンやエンドルフィンが分泌され、気分が改善されることが分かっています。
意外かもしれませんが、腸内環境を整える食事も重要です。最近の発酵食品ブームもそんなところからきているのかもしれません。
食物繊維が豊富な食べ物は、「腸脳相関」という仕組みを通じて心の状態に影響を与えることも想像がつくことでしょう。
人とのつながり
信頼できる人との会話や、感謝の気持ちを表現することも効果的です。社会的なサポートがあることで、実際に免疫機能が高まることが研究で明らかになっています。
環境を整える
自然に触れる時間を作ったり、整理整頓された空間で過ごすことも、心の安定につながります。
私の場合は、何となく自宅を離れて一人カフェで過ごしたくなる時があって自然に触れるのが難しい時はお気に入りのカフェに行ってみるだけでも気持ちが変わります。

実体験から学んだこと〜瞑想との出会い
ここで一つ、実際の体験談をお話しさせてください。
ある時期、ちょっとした不注意から両足を酷く痛めて、歩くのもやっとという状況になったことがありました。動けない間、思考ばかりが優位になってしまい、頭の中がとても騒がしい状態が続いていました。
そんな時に出会ったのがTM瞑想でした。
1日20分、朝と夕方に瞑想の時間を取るようになってから、日中の質が格段に上がったのを実感しています。最近手に入れた最も価値あるものと言っても過言ではないくらい、生活が変わりました。
この経験から気づいたのは、何かにチャレンジしたいときこそ、あえて
「緩める時間」
を持つことの大切さです。特に思考がうるさく動き、「動くことが大切」と思い込んでいる私のような人にこそ、静かに座る時間が必要なのかもしれません。
動くのが苦手な方でも、あえて
ゆるめる時間
を持つことで、結果的に動いたときの質や効率が上がるのだと思います。
いっけん矛盾しているようですが、止まることで動けるようになる、緩めることで集中できるようになる。そんな不思議な体験でした。

自分に合った方法を見つけるコツ
このような個人的な体験からも分かるように、人それぞれ効果的な方法は違います。
では、どうやって自分に合った気の整え方を見つければいいのでしょうか。
まずは自分を観察してみる
どんなときにストレスを感じやすいか、
逆にどんなときにリラックスできるかを記録してみましょう。
朝型か夜型か、
一人の時間が好きか人といる方が元気になるか、
動いている方が落ち着くか静かにしている方が良いか。
自分の傾向を知ることから始めてみるくらいでいいと思います。
私ってこうなのね、と知るだけで気づきがうまれますよね。

小さく実験してみる
いきなり生活を大きく変えようと思うとそれだけでストレスになってしまいます。
興味を持ったものを1週間ずつ試してみる。
瞑想が合わなければ音楽を聴く、
ジョギングが続かなければヨガ、
読書がしっくりこなければ絵を描くなど、
何もなければ、好きなカフェに行くなどなど、、、気軽に実験してみましょう。

身体の声に耳を傾ける
やってみた後に、肩の力が抜けた感じがするか、呼吸が深くなったか、よく眠れるようになったかなど、身体の変化を観察してみてください。頭で考えるより、身体が教えてくれることの方が確実だったりします。
組み合わせと調整
一つの方法だけにこだわらず、「朝は軽い運動、夜は読書」のように時間帯や状況に応じて使い分けるのも効果的です。季節や生活の変化に合わせて調整していく柔軟性も大切ですよね。
まとめ:気持ち次第で始められることがたくさんある
「病は気から」は決して根拠のない迷信ではありません。心と身体のつながりは科学的事実であり、私たちの気持ちの持ち方や整え方は、確実に健康に影響を与えているようです。
そして何より大切なのは、気を整える方法は決して特別なものばかりではないということです。
深呼吸、散歩、人との会話、整理整頓、感謝の気持ちを表現すること…どれも今日からできることばかりです。
完璧を求める必要はありません。
自分に合うかどうか分からなくても、とりあえず試してみる。
合わなければ別の方法を試してみる。そんな軽やかな気持ちで始めてみてください。
あなたにとって心地よい「気の整え方」がきっと見つかるはずです。
そして、それが見つかったとき、きっと
「気持ち次第で、自分でできることってこんなにたくさんあるんだな」
と実感できるでしょう。私がTM瞑想に出会えたようにね!!!!
今日から、あなたなりの小さな一歩を始めてみませんか?
#結活 #結葬


