『まだ大丈夫』が終わる日――正座で骨折した55歳の私が今、伝えたいこと

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8月上旬、両足を骨折しました。子どもたちの夏休み後半は、私にとって思い描いていた時間とはまったく違うものになりました。

あれから4ヶ月。12月を迎えた今も、足には若干の違和感が残っています。

子どもの頃は、骨折してもあっという間に治った記憶があります。でも、50代を過ぎた体は違う。一箇所の不自由が、思いもよらない形で体全体の動きを鈍らせ、老化を加速させる可能性がある。今回の経験で、それを身をもって実感しました。

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55歳という年齢が教えてくれたこと

実は、今回の骨折はひょっとしたらお知らせだったかもしれません。お知らせとは体を維持するためには何もしないままではいけないということです。

調べてみると、

公益財団法人股関節研究振興財団の調査によると、衝撃的な数字が並んでいます。50歳以上の女性が生涯で骨折する確率は3人に1人、50歳以上の男性は5人に1人。そして、大腿骨近位部骨折の好発年齢は85-89歳で、日本人女性の平均寿命とほぼ同じなのです。

つまり、私が両足を骨折した55歳という年齢は、まさに「骨折リスクの入り口」に立っていたということになります。

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もし、これが10年後だったら

もし今回の骨折が、65歳や70歳、あるいは80代で起きていたら、そう考えると恐ろしくなります。

データを見ると、その答えは明確です。特に太ももの付け根の大腿骨骨折は深刻で、骨折して1年経っても骨折前の歩行状態に回復しない割合が50%にのぼります。さらに、骨折して1年以内の死亡率は8-24%であり、5年生存率は癌よりも低いという報告もあるのです。

55歳で骨折したことは、確かに痛くて辛い経験でした。でも、もし何も起きずに「まだ大丈夫」と過信し続けて、70代、80代で初めて骨折していたら——。そう考えると、この骨折は私への「警告」であり、同時に「チャンス」だったのかもしれません。

80歳を超えても現役の経営者から学ぶこと

swimming pool close-up photography

私が尊敬する経営者の方は、すでに80歳を超えています。けれど彼は53歳の時から、朝は公園を散歩し、夕方になるとスポーツジムのプールを歩く生活を続けているそうです。

彼は以前、私もその習慣に誘ってくれました。でも、私は何もスタートしないまま今日の日を迎えています。

体を支える筋肉は、一朝一夕にはできません。わかっていながら動かなかった私は、きっと自分の体を過信していたのでしょう。「まだ大丈夫」「そのうちやろう」——そう思っているうちに、骨折という形で現実を突きつけられました。

でも、それが55歳だったからこそ、まだ間に合う。まだ何とかなる。

今こそ、体づくりを始める時

結活とは、人生の終わりに向けて準備することではありません。生きている今この瞬間を大切にし、これからも自分らしく元気に生きるために、今できることを始めることです。

骨折をして、私は気づきました。「いつか」ではなく「今」体づくりを始めなければ、本当に手遅れになる日が来るということを。

この骨折は、体が私に送ってくれた「今がそのタイミングだよ」というメッセージだったのだと思います。

体を動かせる今を大切にする。それもまた、結活の大切な一部なのだと、

このタイミングで、私は真剣に体づくりをスタートします。80歳を超えても現役で活躍する経営者のように、自分の足でしっかりと歩き続けられる体を作っていきたい。

55歳での骨折。決して嬉しくはなかったけれど、もしかしたら、私にとって最良のタイミングだったのかもしれません。


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ちなみに、なぜ両足を骨折したのか?

「両足を骨折」と聞くと、皆さん「どんな大きな事故に遭ったの?」と心配してくださいます。

実は、長時間正座をしていて、足がしびれた状態で立ち上がったのが原因でした。

しびれて感覚のない足で体重を支えきれず、そのまま転倒。両足を骨折するという、なんとも言えない結末を迎えたのです。

「正座で骨折」——これほど地味で、それでいて深刻な出来事があるでしょうか。

でも、この「地味な骨折」だからこそ、より強く思うのです。日常の何気ない動作が、50代を過ぎると大きなリスクになり得るということを。転倒、つまずき、しびれ。若い頃なら笑い話で済んだことが、今の私たちにはもう笑う事のできない大きな分岐点になるということを!

だからこそ、今。今この瞬間から、体づくりを始めることが大切なのだと思います。

※参考:公益財団法人股関節研究振興財団「大腿骨近位部骨折が増加しています-50歳を超えたら骨折予防-」

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