結活✖️おひとり様の最後
あなたには、いざという時に頼れる人がいますか?
おひとり様の最後は、人に託すもの
昨日は、おひとり様として自立と依存のバランスを取ることの大切さをお伝えしました。
そして実は、どんなに自立して生きていても、最後は誰かの手を借りることになります。それはおひとり様だけでなく、誰もが同じです。
家族がいても、パートナーがいても、最後は誰かに託すしかない。
ただ、おひとり様の場合、それを意識的に準備できるという強みがあります。

事前の準備が力になる
準備するということは、自分の人生を最後まで自分でデザインするということです。
一番大切なのは、ご自身の希望を整理してまとめておくこと。
どんな葬儀にしたいのか、誰に連絡してほしいのか、遺品はどうしてほしいのか。細かなことまで、自分の言葉で残しておく。
それが、あなたの意思を確実に実現する第一歩です。

託す相手は誰?
任せられる友人や遠い親戚がいる場合は、その方にお願いすることもできます。
そういった方がいない場合、あるいはより確実に希望を実現したい場合は、死後事務委任契約をプロに依頼するという選択肢があります。
これは「頼る人がいなくて困る」のではなく、合理的な判断として専門家に依頼するということです。
死後事務委任契約とは?
死後事務委任契約とは、自分が亡くなった後に必要な手続きや整理を、生前に信頼できる第三者に依頼しておく契約です。
具体的には:
- 葬儀の手配
- 死亡届などの行政手続き
- 遺品整理
- SNSやサブスクの解約
- ペットの引き継ぎ
など、幅広い内容を依頼できます。
ただし、財産の相続に関することは、死後事務委任契約では扱えません。それは遺言書で別途定める必要があります。

誰に依頼できる?
死後事務委任契約は、特別な資格がなくても結べるため、信頼できる友人や親戚に依頼することもできます。
また、弁護士、司法書士、行政書士などの法律専門家や、民間の身元保証サービス会社に依頼することも可能です。
専門家に依頼する場合、契約は公正証書で作成するのが一般的で、契約内容をより確実に実行してもらえるという安心感があります。

おひとり様だからこその自由
おひとり様の最後は、人に託すもの。
でもそれは弱さではなく、最後まで自分らしく生きるための、意識的な選択です。
家族がいる場合、葬儀の形式や遺品の扱いなど、家族の意向や親族間の調整が必要になることも多いでしょう。
でもおひとり様は、自分の思いを最優先に決めることができる。
シンプルな葬儀がいい、特定の音楽を流してほしい、この写真を使ってほしい。そんな細かな希望まで、誰に遠慮することなく、自分の言葉で残せる。
生きている間に、託せる人や場所との関係を「結んで」おく。自分の希望を整理し、それを信頼できる誰かに託す準備をしておく。

自分で決めて、自分で準備できる。
だからこそ、かえって安心して、最後まで自分らしく生きられるのです。
それは「終活」ではなく、最後まで自分の人生をデザインする「結活」なのです。

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