休日の朝。家族みんなでゆっくりとモーニングを楽しむ、そんな何気ない時間が私たちの週末の定番です。
次女先日22歳になった娘は、いつも小さなアファメーションカードを持ち歩いています。アファメーションとは、自分自身に向けた前向きな宣言のこと。「私は愛されている」といった、心を整えてくれる言葉たちが美しいカードに書かれているのです。
この日は特別な朝でした。三女の11歳の誕生日。そして偶然にも、私の母、私、誕生日を迎えた娘という三世代の女性が揃ってのモーニングタイム。それぞれがカードを引くことになったのです。

11歳の誕生日に届いたメッセージ
まず誕生日の次女がカードを引きました。「過去を許しましょう」
11歳のお誕生日にしては少し大人っぽいメッセージかな?と思い、「せっかくのお誕生日だし、もう一枚引いてみる?」と提案すると…
「あなたはあなたの両親を選んでここにいる」 「I see my parents as tiny children who need love」 (私は両親を、愛情を必要とする小さな子供のように見ている)

完璧ではない私たち親を、カードがこんな風に伝えてくれているなんて。まるで娘の心の声を代弁してくれているような、温かなメッセージに何とも言えない気持ちになりました。
そして最後に私の母がカードを引くと…
「I am willing to forgive」 (私は喜んで許します)

カードの裏には「許しは自分自身への贈り物です。私は許し、自由になります」と書かれていました。
11歳の孫娘から始まった「過去を許そう」というメッセージが、最後に一番年齢を重ねた母のところで「私は許し、自由になります」という深い解放へと繋がったのです。
三世代が紡ぐ愛の循環

このシンクロニシティが教えてくれたのは、それぞれの世代の心の在り方でした。
娘たちは、完璧ではない私たちを深い愛情で受け止めてくれている。
私たち子育て世代は、いつも「もっと良い母親になりたい」と思いながらも完璧にはなれない自分と向き合っている。戻れない過去を想いながら後悔して心を痛めたりしている。
そして母の世代は、人生で経験した様々なことを、最終的には「許し」という形で手放していく。
それは深い知恵から生まれる、美しい心の在り方なのかもしれません。
娘たちもいつか母になる日が来るでしょう。
その時にきっと気づくのです。
完璧な親なんてどこにもいないけれど、愛は確かに受け継がれていくということを。

日常に隠れている小さな魔法
こんな素敵なシンクロニシティって、心に余裕がある時、家族への愛情が自然と湧いてくるような時に起こるものなのかもしれません。
11歳の誕生日という特別な朝、三世代の女性が揃った時間だからこそ気づけた、小さな奇跡でした。
コーヒーの香りと共に運ばれてきたメッセージは、私たちに教えてくれました。
完璧な人間はいない。
でもだからこそ、私たちは互いを許し、愛し合うことができるのだと。

あなたの日常にも、きっと小さなシンクロニシティが隠れています。
心に余白を作って、大切な人との時間をゆっくりと過ごしてみてください。きっと何か、心を温めてくれる発見があるはずです。

結活のすゝめ 今日の気づきを綴っています。読んでくださってありがとう。

