一つから次へ、結ぶ力が人生を輝かせる
昔話の「わらしべ長者」。
一本のわらから始まり、それをミカンに、布に、馬に、そして最後には大きな屋敷にまで変えていった物語です。子どもの頃は「運が良かった人の話」だと思っていました。
でも最近、この物語の本質は「結ぶ力」にあるんじゃないかって思うようになったんです。

結ぶ力が次の扉を開く
最近、まさにわらしべ長者のような出来事を体験しました。
娘をマレーシアに留学させたこと。これが最初の「わら」でした。
そのご縁で出会った人々との流れの中で、娘は未来の夫と出会いました。そして今回、その彼が持っているコネクションを使って、マレーシアにおける様々な銀行の手続きを片付けてくれただけでなく、この先にとても良い投資情報までもたらしてくれたのです。
留学という一つの決断 ↓ 人々との出会い ↓ 未来の夫との縁 ↓ 問題の解決 ↓ 新しい可能性
まさに、一つから次へ、次へと結ばれていく。これが「結ぶ力」です。

物々交換じゃないって気づいた
ここで、ふと気づいたことがあります。
わらしべ長者の物語を「物々交換」だと捉えていたんですが、それってちょっと違うんじゃないかって。
物語の中で、主人公は病気の馬を世話します。それは「次に何かいいものをもらうため」じゃなかったんですよね。目の前で困っている命を、放っておけなかった。
真摯にその命のために行動した結果として、次の展開が訪れた。
娘の未来の夫を見ていて、同じことを感じました。彼は「見返りを期待して」銀行手続きを手伝ってくれたわけじゃない。これから家族となる人たちの困りごとに、ただ誠実に向き合ってくれたんです。
目的のためだけに行動するんじゃなくて、目の前のお困りごとに真摯に取り組む。
その姿勢の積み重ねが、自然と次へ次へと結ばれていく。
これが結活なんだなって思いました。

結活って、全世代のものなんだ
この出来事から、もう一つ気づいたことがあります。
結活って、必ずしも人生の後半に意識するものじゃないんだなって。
終活は人生の終わりに向けて準備するものだけど、結活はどの世代の人にも通用する生き方なんですよね。娘は若い世代として留学を選んで、そこから人生を結んでいった。私たち親世代も、その結び目の恩恵を受けています。
20代でも、30代でも、40代でも、そして50代、60代でも。
今この瞬間から、目の前の出会いを大切にして、次へ結んでいくことができる。

わらしべ長者から感じたこと
わらしべ長者の物語で大切なのは、「大きな屋敷を手に入れた」という結果じゃないんだなって思います。
一つ一つの出会いを大切にして、それを次につなげていった、そのプロセスそのものが豊かさなんじゃないかって。
手元にある「わら」を否定しないで、それを次に結んでいく。
出会った人との縁を活かす柔軟さ。
想像もしなかった展開を楽しむ心。
これが、輝いて生きるってことなのかもしれません。

結活は、開いていく
終活が終わりに向けて閉じていくイメージだとしたら、結活は常に次へ次へと開いていく感じがします。
今回の体験で、困りごとだと思っていたことが、実は新しい可能性への扉になることもあるんだなって感じました。
娘の留学という一つの決断が、こんな展開になるなんて、あの時は想像もしていませんでした。
結活って、年齢に関係なく、今この瞬間から始まっているものなのかもしれません。

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