今日は、意図せずに起こった嬉しい出来事について、私的なことを交えてお話ししてみます。
原点回帰の4日間
マレーシアから帰国しました。 4日間かけて、マレーシア法人のこの先について考えるための訪問でした。
今回の旅は、再びマレーシアに戻って原点に立ったような感覚と、長い年月を経て得たものを実感する旅となりました。そして、その「得たもの」とは、娘の未来の家族となる人と過ごす時間でした。
今回、娘は仕事で来ることができませんでした。だからこそ、彼と二人で向き合う時間が生まれたのです。

すべては娘の留学から始まった
私とマレーシアのご縁が深まった理由は、娘の留学でした。長女が高校生の時にマレーシアのインターナショナルスクールに転校し、卒業まで3回の転校を重ねました。長女が二つ目のポートディクソンの学校に通っている頃、中学生だった次女もその学校に転校しました。
今はもう二人ともそれぞれ違う国で生活を送っていますが、二人がいる間にはかなりの頻度でマレーシアに飛びました。飛んだ理由は様々でした。
もちろん転校する度に手続きのために飛びましたし、次女に至っては足の爪にばい菌が入り爪を剥がす手術をすると言うので、急遽病院に駆けつけたこともありました。

コロナ禍で頓挫した計画
それまでに、MM2Hを取得したり、マレーシア法人を立ち上げたりと、今思えば色々なことをしました。
マレーシア法人は立ち上げると同時にコロナ禍に入り、当初の予定はスタートする途中で頓挫しました。
本当に色々なことがありました。娘たちが卒業してから、今回初めてマレーシアに戻りました。娘のいないマレーシアは初めてでしたが、私にとっては特別な場所であることに変わりはありませんでした。

繋がったご縁の深さ
それを最も感じたのは、繋がったご縁の深さです。
今回何が一番大変だったかと言うと、銀行でのやり取りでした。しかし、その銀行での交渉の全面的なサポートを喜んで引き受けてくれたのは、娘の彼氏でした。
彼はこの私のやり取りのために――もちろんそれだけではなく他にも理由はありますが――ほとんどの時間を私に向けてくれました。

「未来の義理のお母さんです」
最も印象的だった瞬間は、銀行でパーソナルバンカーの人に紹介した時の彼の言葉でした。
「彼女は義理のお母さんです」
そう言った後、少し照れたように「未来の」と付け足した彼。
その言葉を聞いた瞬間、何かコミットメントのような、未来への約束のような響きとともに、血の繋がらない家族――夫の次に家族になるであろう誰か――だと深く認識したのです。

螺旋を描くように深まるご縁
初めてマレーシアを訪れたのが約8年前。 娘を追いかけて飛んだマレーシア。
そして今回、娘のいないマレーシアで、未来の家族となる彼と過ごした時間。
結活とは、終わりに向かう活動ではなく、新しい関係性が生まれ続ける活動です。血縁を超えた家族の絆が生まれる瞬間に立ち会えることこそ、人生の豊かさなのだと、マレーシアの地で改めて感じた4日間でした。
娘がいたから始まったマレーシアとのご縁。 娘がいないからこそ深まった、新しい家族との絆。
ご縁は、こうして螺旋を描くように深まっていくのですね。

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