老いは敵じゃない、新しい自分との出会い

selective focus photography of buddha bust decor

先日、鏡を見ていて気づいたのです。以前より深くなったほうれい線、そして目尻にできた新しいシワ。でも、不思議なことに、かつてのような焦りは感じませんでした。むしろ、これらの変化が語る人生の物語に、静かな興味を覚えたのです。

年を重ねることは、多くの人にとって不安や恐れの対象です。若さという価値観が強調される現代社会では、特にそう感じる方も多いでしょう。でも、私は最近、違う視点を持つようになりました。

老いとは、実は新しい自分との出会いなのかもしれません。

person holding hands of another person

例えば、若い頃は気づかなかった朝の静けさの美しさ。急がずゆっくりと一日を始められる贅沢。そして、年齢を重ねたからこそ分かる、人との関係の深さや温かさ。

確かに、体力は以前ほどではありません。でも、その代わりに得たものもたくさんあります:

老いることは、新しい扉を開くようなものです。その扉の向こうには、まだ見ぬ自分との出会いが待っているのかもしれません。シワや白髪は、その過程で得た勲章のようなもの。私たちの人生の証なのです。

若さを追い求めるのではなく、今この瞬間の自分を大切にする。そんな生き方に、新しい幸せを見出せるのではないでしょうか。

老いは決して敵ではありません。それは、人生という長い旅路の中で出会う、新しい自分との素敵な出会いなのです。この出会いを、心から楽しみたいと思います。

今日も鏡の中の自分に微笑みかけながら、こう思います。「また新しい私に会えたね」と。

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