500円の刈谷市民講座、山下ひで子さんの断捨離講座・最終日です。
足りないものには気づくけど、過剰には気づかない
「本当に必要なものを手に入れようと思ったら、必要でないものを手放す」
私たちは、足りないものにはすぐ気がつきます。 でも、過剰なものには気がつかない。
「家が狭いから片付かない? といってベランダや庭に物置を置いていませんか」
モノに操られているの主従逆転が起こっているんです。
モノは大切。でも、モノより大切なのは自分自身の豊かな時間、時間とは命。 そして、命のご機嫌の方がもっと大切。

モノに乗っ取られている三重苦
山下さんは、鋭く指摘します。
モノには、場所と手入れが必要です。
場所を取られる → 「狭い」 時間を取られる → 「忙しい」
手入れのエネルギーを取られる → 「疲れた」
あなたは、何回この言葉を使っていますか?
これが不機嫌。これが三重苦。

「今の私に必要か?」という物差し
時間軸で問いかける。
- 今の私に必要か? ふさわしいか?
- 心地よいか? 心地よくないか?
16歳の頃、セーラー服は相応しい服でした。が、もし私が今日セーラー服を来て皆さんの前に立つたとしたら、ただイタイ人となりますよ。
モノは変わらない。私とモノとの関係が変わったのです。

執着から離れる
山下さんは言います。
着たい服はない。着たくない服ばかり。 なのに、なぜとっておこうとするのか?
それが執着だった。愛着ではなく、執着。
見えない心の執着心の可視化、それが服でした。
一つだけでも、潔く手放す。

飽きることは、命のメカニズム
「飽きちゃいけないと思っているでしょう? でも、命のメカニズムは飽きるようにできているんです」
その時めいっぱい愛して、飽きたら次へ。
同じモノをずっと持ち続けていくと、思考停止、感性は鈍る。
断捨離で、思考・感覚・感性を蘇らせ、研ぎ澄ます。 そうすると、知力・体力・気力が蘇る。
結活として―命を取り戻す
私が提唱している「結活」。
3日間の講座を通じて、はっきりとわかりました。
断捨離とは、モノに乗っ取られた命を、取り戻すこと。
「狭い」「忙しい」「疲れた」という三重苦から解放されて、ご機嫌な空間で、ご機嫌な自分として生きること。
それは、今を生きること。今の自分と向き合うこと。
結活とは、まさにこの「今を生きる力」を取り戻すことなのだと。
たった500円で得た、かけがえのない学びでした。

※この記事は、刈谷市民講座で山下ひで子さんから学んだ内容を、私が聞いたまま、感じたままにまとめたものです。
(完)
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