先日、マレーシアからの留学生と話をしていた時のこと。
日本のフルーツはとても美味しいという話題から、マレーシアのフルーツの話になりました。
マレーシアと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、あの独特な存在感を放つドリアン。「キングオブフルーツ」と呼ばれる果物の王様です。そして対をなすのが「クイーンオブフルーツ」マンゴスチン。果物の女王様。

「なぜ王様と女王様なんだろう?」
素朴な疑問から始まった会話が、私にいろんな想像をもたらしてくれました。
王様になった果物、女王様になった果物
ドリアンが「果物の王様」と呼ばれるようになった理由には、いくつかの説があります。
昔、国王が精力増強のために好んで食べていたことから「王様の果物」と呼ばれるようになったという説。硬い殻とトゲトゲの外見が、まるで鎧をまとった戦士のように男性的で力強いからという説。あるいは、あまりに高級で一般市民には手が届かず、王様しか食べられなかったからという説も。
一方、マンゴスチンが「果物の女王」と呼ばれるようになったのは、19世紀の大英帝国ビクトリア女王の逸話が有名です。七つの海を支配した大英帝国の領土にマンゴスチンはあったのに、当時の輸送技術では傷みやすいこの果実をイギリスまで運ぶことができませんでした。女王は「自分の領土にあるマンゴスチンをいつも味わえないのは遺憾である」と嘆いたと言われています。
そして何より、マンゴスチンの柔らかく繊細な果肉、上品な甘さとさわやかな酸味のバランス。その気品ある味わいが「女王」の名にふさわしいとされています。

正反対だからこそ、お互いを引き立てる
興味深いのは、この二つのフルーツの対比です。
ドリアンは強烈です。その匂いは「腐った玉ねぎ」「都市ガスのよう」と表現され、東南アジアのホテルや公共交通機関では持ち込み禁止になるほど。でも、その匂いの壁を越えた人は口を揃えて言います。「濃厚なカスタードクリームのような、病みつきになる味」だと。
マンゴスチンは繊細です。果皮は固いけれど中の果肉は柔らかく、口の中でとろけるよう。主張しすぎない優しい甘さ。ただし、果皮の色素は落ちにくく、高級ホテルではマンゴスチンも持ち込み禁止になることがあるそうです。
強烈で好き嫌いが分かれるドリアン。 上品で繊細なマンゴスチン。
まるで人間関係のようだと思いませんか?ここからはいつものようにこじつけもありますよ。

「結びつき」は、違いを認め合うことから
私が長年、葬儀の仕事を通じて何千もの家族を見てきて感じるのは、本当に良い関係を築いていた人たちは、お互いの違いを認め合っていたということです。
「あの人はこういう人だから」と、相手の個性を嫌な部分を含めて丸ごと受け入れていた。
ドリアンの強烈な匂いも、マンゴスチンの繊細さも、どちらが良い悪いではない。それぞれが持つ個性であり、魅力です。東南アジアの人々は、この二つを「王様」と「女王様」として、どちらも愛している。
結活とは、人生の最期まで豊かな「結びつき」を持ち続けることです。
家族との結びつき。 友人との結びつき。 地域社会との結びつき。 そして、新しく出会う人たちとの結びつき。
マレーシアからの留学生との何気ない会話。文化も言語も違う彼女との会話の中に、フルーツを通じた温かな「結びつき」がありました。

あなたの周りに、王様と女王様はいますか?
ドリアンのように強烈な個性の人がいるかもしれません。 マンゴスチンのように繊細で優しい人がいるかもしれません。
大切なのは、違いを「受け入れる」こと。
時には王様が女王様を守り、時には女王様が王様を支える。そうやってバランスを取りながら、お互いを引き立て合う。
結活とは、そんな豊かな「結びつき」を、人生の最期まで大切に育んでいくことなのです。
今日、あなたの周りにいる「ドリアン」や「マンゴスチン」に、改めて感謝の気持ちを伝えてみませんか?

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