「もし、自分の意思を伝えられなくなったら?」 結活を考える上で、避けて通れないテーマ。それが終末期医療についての意思表示です。
尊厳死宣言(リビングウィル)とは?
回復の見込みがなく死期が近づいた時、過剰な延命治療を望まず、自然な最期を迎えたいという意思を表明しておくこと。
人工呼吸器や胃ろうで生命維持は可能になりましたが、「それが本当に自分の望む最期なのか?」を考え、自分の意思を明確にしておく。それがリビングウィルです。
※安楽死とは違います 尊厳死は「延命治療をしない」選択。安楽死は「薬物で死期を早める」行為で、日本では違法です。

日本の現状〜実は約11万人が登録
日本尊厳死協会に登録している人は約11万人。それ以外にも、何らかの形で意思表示している人を含めると、人口の約3%程度と推計されています。海外に比べてまだまだ認知はされていないのが正直なところです。
法制化はされていませんが、医師の95%がリビングウィルの内容を受け入れているという調査結果もあります。
葬祭の現場から見えた現実
30年間、この仕事をしてきて忘れられないご家族の話があります。
お父様が突然倒れ、命に関わる状況。医師から延命治療について問われた時、「何でもしてください、何とか助けてください」と答えました。必死の思いでした。
命は助かりました。でも、喜んだのも束の間。
人工呼吸器、胃ろう…医療処置が続く中で、お父様らしさは失われていきました。意思疎通もできず、苦しそうな表情。看病するご家族も心身ともに疲弊していきます。
「あの時の判断は正しかったのか…」 「お父さんは、こんな最期を望んでいたのか…」
苦悩を抱えたまま、お別れの時を迎えることになりました。
その経験から、お母様が決めたこと
その介護を経験されたお母様は、ご自身の意思を明確にされました。「私は過剰な延命治療を望まない」と。そしてご家族もそれに合意されたそうです。
このような話は、本当によく聞きます。

大切なのは「家族に伝えておくこと」
公正証書や協会への登録は、あくまで選択肢の一つです。
まず、家族と話し合う 突然の事態で医師から「どうしますか?」と問われた時、冷静に考えられる人は少ないでしょう。目の前の大切な人を失いたくない一心で、「とにかく助けて」と言ってしまうのは当然です。
でも、事前に本人の意思を聞いていれば、家族は迷わず判断できます。
元気なうちに話す勇気 「まだ早い」「縁起でもない」と思うかもしれません。でも、いざという時に自分の意思を伝えられる保証はありません。
✓ 自分はどう最期を迎えたいか考える ✓ 家族と率直に話し合う ✓ できればエンディングノート等に書き残す
それが「結活」=最後まで自分らしく生きるための準備だと、私は考えています。
より確実にしたい方は、日本尊厳死協会への登録や公正証書という方法もあります。

まとめ
どんな最期を迎えるかは、事前に話し合っておくべきことの一つです。
あなたは、どう考えますか? 先ずは自分がどうありたいか?そしてそれを大切な人に伝えてみませんか?
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