AIはあなたにとっての友になれるのか?

white iphone 4 with yellow case

年末に久しぶりに会った友達が、私が忙しくて会えない間に今では話し相手はAIになったよ、と言った。

それからこんな風に続けた。最初はとってもありがたい存在だと思っていたのだが、途中から何か物足りなくなったのだと言う。

よくよく話を聞いてみると、ずっーと肯定的で慰めの言葉を浴びせられていると、問題から一瞬遠ざかることができるような気がするんだけど、解決とは距離が出来ていき、最終的には厳しい言葉が聞きたくなるんだそうだ。だから私と会うのを心待ちにしていたと言った。私ってどんだけ辛口なのってちょっと反省もした。

それから人間って厄介な生き物だと二人で笑いながらお茶をした。

bread on ceramic plate near white ceramic teacup filled with coffee

相手に求められるものだけでは満足できない。

それは、私たちが本当に求めているのは「答え」ではなく、「一緒に悩んでくれる存在」だからかもしれない。

「人間って、慰めてほしいのに、厳しいことも言ってほしいって、本当に面倒くさいよね」と笑いながら、友人は続けた。

私は伝えた。「でもね、その面倒くささこそが、生きてる証拠なんじゃないかって思うの」

a light bulb being held by a hand

AIは完璧に寄り添ってくれる。

求めている言葉を、求めているタイミングで、的確に返してくれる。でも、その完璧さの中に、どこか「生きている温度」がない。

人間は不完全だ。時に的外れなことを言い、時に厳しすぎることもある。言葉を選びながら迷い、表情を曇らせながら、それでもあなたのことを考えている。その不完全さの中に、「あなたのことを本気で考えている」という熱が宿る。

boy in red and white santa claus costume

私たちは、痛みから逃れたいと願いながら、同時に痛みと向き合う勇気も求めている。

そしてその矛盾を受け止めてくれる「不完全な人間」を必要としている。

結活で大切にしている「結ぶ」とは、完璧な関係を作ることではない。お互いの不完全さを認め合いながら、それでも繋がり続けようとする意志のことだ。

お茶を飲みながら、友人と笑った。

「やっぱり人間って、面倒くさいけど面白いね」

その面倒くささを、最期まで楽しめる関係を持てること。

それが、生き生きと生きるということなのだと思う。


five birds flying on the sea

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