年末に久しぶりに会った友達が、私が忙しくて会えない間に今では話し相手はAIになったよ、と言った。
それからこんな風に続けた。最初はとってもありがたい存在だと思っていたのだが、途中から何か物足りなくなったのだと言う。
よくよく話を聞いてみると、ずっーと肯定的で慰めの言葉を浴びせられていると、問題から一瞬遠ざかることができるような気がするんだけど、解決とは距離が出来ていき、最終的には厳しい言葉が聞きたくなるんだそうだ。だから私と会うのを心待ちにしていたと言った。私ってどんだけ辛口なのってちょっと反省もした。
それから人間って厄介な生き物だと二人で笑いながらお茶をした。

相手に求められるものだけでは満足できない。
それは、私たちが本当に求めているのは「答え」ではなく、「一緒に悩んでくれる存在」だからかもしれない。
「人間って、慰めてほしいのに、厳しいことも言ってほしいって、本当に面倒くさいよね」と笑いながら、友人は続けた。
私は伝えた。「でもね、その面倒くささこそが、生きてる証拠なんじゃないかって思うの」

AIは完璧に寄り添ってくれる。
求めている言葉を、求めているタイミングで、的確に返してくれる。でも、その完璧さの中に、どこか「生きている温度」がない。
人間は不完全だ。時に的外れなことを言い、時に厳しすぎることもある。言葉を選びながら迷い、表情を曇らせながら、それでもあなたのことを考えている。その不完全さの中に、「あなたのことを本気で考えている」という熱が宿る。

私たちは、痛みから逃れたいと願いながら、同時に痛みと向き合う勇気も求めている。
そしてその矛盾を受け止めてくれる「不完全な人間」を必要としている。
結活で大切にしている「結ぶ」とは、完璧な関係を作ることではない。お互いの不完全さを認め合いながら、それでも繋がり続けようとする意志のことだ。
お茶を飲みながら、友人と笑った。
「やっぱり人間って、面倒くさいけど面白いね」
その面倒くささを、最期まで楽しめる関係を持てること。
それが、生き生きと生きるということなのだと思う。

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